画像の数々の色とりどりのガラス瓶は、
アンティークのガラス瓶たちを、映画の小道具用に
模して作ったものです。
映画:今度の日曜日に
日本映画『今度の日曜日に』
(主演:市川染五郎さん)の中に出てくる
貴重なアンティークのガラス瓶を、
ホンモノですとこわせない(映画ではガラスビンを割る設定)ので
当吹きガラス工房で、似たものを作り、
それを映画の小道具として使いました。
この映画は2009年の作品なので、
すでに2年以上前の資料写真です。
染五郎さんの写真の、手で持っている青いガラス瓶もそうですが
すべてのガラス瓶の色は、
「内ぎせ」という技法で色をだしています。
溶解炉でとろとろに溶けているガラスは、透明なので
色ガラスを少量、透明のガラスの内側に使用する方法です。
ほんの少しの、色ガラスの分量の違いで、
出来上がりの色が全く変わってきます。
実際のアンティークのガラス瓶は、
やはり年季がはいっているでしょう。
似せて作ったガラスの方が、どうしても「新しい」感じがでてしまいますね。